2012.09.26 : 平成24年第3回定例会
「都営地下鉄のバリアフリー化」

六十七番(早坂義弘君) 

 次に、都営地下鉄のバリアフリー化について伺います。
 これまで、交通局は、さまざまなバリアフリー対策に取り組んできました。その中で、地下鉄については、すべての駅に、地上からホームまでをエレベーターを利用して平面だけで移動できる、いわゆるワンルートが確保できるよう整備を進めています。その取り組みは着実に進んでおりますが、それが乗りかえなどの場合に遠回りになることもあり、より一層の改善を求める声があります。
 そこで、だれもが利用しやすい都営地下鉄を目指すために、これまでの取り組みに加えて、さらなるエレベーター整備が必要だと考えます。ご見解を伺います。
 ありがとうございました。(拍手)

   〔交通局長中村靖君登壇〕
◯交通局長(中村靖君)

 都営地下鉄におけるエレベーターの整備についてでございますが、交通局は、人に優しい公共交通機関を目指し、地下鉄のすべての駅において、エレベーターなどによるホームから地上までのワンルートの確保に取り組んでまいりました。これまでに、全百六駅のうち百一駅で整備を完了し、一〇〇%整備に向け、現在、残り五駅の工事を進めております。
 ご指摘のとおり、ワンルート確保を達成した後も、駅のバリアフリー化を図る観点から、引き続きエレベーターの整備を進めていくことが重要であると認識しております。
 今後は、階段を避けるため遠回りを余儀なくされるなど、利用が不便な他路線との乗りかえ駅などにおいてエレベーターの整備に努め、だれもが利用しやすい都営交通を目指してまいります。